20代の転職エージェント|多すぎて選べない時の絞り込み手順

20代の転職エージェント|多すぎて選べない時の絞り込み手順 20代の転職

本記事にはプロモーション(アフィリエイト広告)が含まれます。

20代で転職を考え、エージェントを探し始めると、最初に直面するのは「求人が見つからない」ことではなく、「エージェントが多すぎて選べない」ことです。

実際、厚生労働省が2026年3月31日に公表した「令和6年度職業紹介事業報告書の集計結果」によると、事業報告を提出した有料職業紹介事業所は30,561事業所です。このうち、就職実績があった事業所は13,946事業所で、全体の45.6%にとどまります(出典:厚生労働省「令和6年度職業紹介事業報告書の集計結果」)。

ただし、この30,561事業所すべてが、20代の一般的な転職者にとって比較対象になるわけではありません。医療・介護に特化した事業者、経営層向けのサーチ会社、外国人材の紹介事業者、特定の地域や企業に限定した紹介事業者なども含まれています。

それでも、事業者の数が多く、支援対象や得意分野がそれぞれ異なることに変わりはありません。さらに、半数以上の事業所には、その年度の就職実績がありません。公開情報だけを頼りに、自分の年代・職種・経験に合う事業者を見分けるのは簡単ではありません。検索結果やランキング記事に並ぶ数十社が、すべて自分に合うとは限らないのです。

この記事では、エージェントの収益構造を示す1つの数字を手がかりに、20代が相談先を絞り込むための判断軸を組み立てます。そのうえで、「エージェントを紹介するサービス」という選択肢であるキャリコンについて、どのようなサービスなのかを、公式サイトの事例と利用規約の両面から整理します。

結論からいうと、キャリコンは、希望や経験に合いそうな転職エージェントを1〜3社に絞って紹介するサービスです。向いているのは、大手エージェントに登録したものの希望職種を紹介してもらえなかった人や、業界・職種を絞り切れず、どのエージェントに相談すべきか迷っている人です。キャリコンの役割は、次に相談するエージェントを見つけるところまでです。

内定獲得や年収アップに向けた求人紹介・選考支援は、キャリコンから紹介された転職エージェントが担当します。行きたい業界や職種がすでに決まっている人は、その分野に強いエージェントへ直接登録したほうが早いため、キャリコンを経由する必要性は高くありません。

以下では、その理由を、公的データと公開されている4件の利用体験をもとに説明します。

キャリコンの基本情報

まず、要点をまとめます。詳しくは本文で順に説明します。

何をするサービスか 希望や経験に合いそうな転職エージェントを紹介するサービス。求人は、紹介先のエージェントと面談した後に提示される
向いている人 大手で希望職種の紹介が難しいと言われた人/業界・職種が定まっていない人/平日の日中に時間を取りにくい人
向かない人 行きたい業界・職種が決まっている人/多くの求人を見たい人/面談内容の録画・共有に抵抗がある人
費用 無料
対象 20代(申込フォームの年齢選択欄は20歳から30歳)
紹介社数 提携20社以上のうち、希望や状況に応じて1〜3社程度
対応エリア オンラインカウンセリングのため、全国から利用可能(紹介先が地方求人をどの程度扱っているかは非公表)
申込から連絡まで 通常24時間以内に連絡。カウンセリングの所要時間は非公表
申込前に知っておくこと 面談の録画情報が提携先に共有される場合がある(利用規約第1条・第3条)/フォームへの入力を途中でやめても、入力済みの情報が取得される場合がある(プライバシーポリシー第9条)
運営会社 Crown Cat株式会社(2015年7月22日設立、東京都渋谷区)

20代の転職エージェント選びで複数社を比較検討する様子

20代がエージェント選びで迷うのは、自分に合う会社を見分けにくいから

迷う原因を単に「選択肢が多いから」と考えると、ランキング上位の会社を選ぶだけになりがちです。ただし、ランキング記事の中には、広告掲載の有無や成果報酬の条件が掲載順に影響しているものもあります。順位を参考にする場合は、どのような基準で並べられているかを確認してください。なお、この記事にもアフィリエイト広告が含まれます。

より大きな原因は、求職者からはエージェントの内部事情が見えにくいことです。各社がどのような仕組みで動いているのか分からないまま、知名度だけで選ぼうとしています。その仕組みを理解する手がかりになる数字が1つあります。

1件約103万円の収益構造から、エージェントの動きを考える

同じ厚生労働省の集計結果には、次の数値が掲載されています(いずれも令和6年度における有料職業紹介事業所の合計)。

  1. 常用就職件数:888,993件
  2. 常用就職に係る手数料:約9,136億円(手数料収入の総額は約9,835億円)
  3. 常用就職1件あたりの手数料:約103万円

約103万円は、常用就職に係る手数料の総額を常用就職件数で割った金額です(算出方法は同資料の脚注に明記されています)。

この103万円を払うのは、求職者ではなく採用した企業です。求職者が無料で利用できるのは、採用が決まった際に、企業から人材紹介会社へ手数料が支払われる仕組みだからです。

この仕組みを知っておくと、エージェントから提案を受ける際の見方が変わります。1件の採用で100万円前後の手数料が発生するため、事業者には成約件数を増やそうとする動機があります。連絡の頻度が高くなったり、希望とずれた求人がまとめて届いたりする背景の一つとして、この収益構造を考えることができます。

ただし、個々の担当者に月ごとの目標があるか、業界ごとの手数料率が紹介内容にどのような影響を与えているかは公表されていません。ここで述べているのは、手数料の平均額から考えられる範囲の見方であり、確認された事実ではありません。

この見方は、エージェントを利用する際の判断にも役立ちます。相性のよい担当者に出会うまで登録先を増やすよりも、構造から逆算したチェックを自分で持つほうが効率的です。

担当者を見極めるための「逆算3チェック」

この収益構造を踏まえ、初回面談で確認したいことを3つに絞りました。この記事では、これらを逆算3チェックと呼びます。

担当者の質は、書類の添削、求人を断った後の再提案、企業ごとの面接対策、条件交渉、不採用時のフィードバックまで見なければ判断できません。初回面談だけで結論を出すことはできないため、この3項目は、今後もその担当者に相談するかを判断する手がかりとして使ってください。

  1. その求人を勧める理由は何か:「この企業を勧める理由は何ですか」と尋ねます。企業側の事情だけでなく、自分の経験や希望とどのように結びつくのかまで説明されるかを確認してください。「今なら決まりやすい」といった説明だけの場合は、こちらの経歴を踏まえた提案になっていない可能性があります。
  2. 必要な情報を確認されたか:希望職種、転職理由、これまでの経験、譲れない条件、避けたい条件まで具体的に聞かれたかを確認してください。重要なのは面談時間の長さではなく、聞き取られた内容です。事前に職務経歴書を読み込み、必要な確認だけを短時間で済ませる担当者もいます。一方、60分話しても、その内容が提案に反映されない場合もあります。面談時間は補助的な目安と考えてください。
  3. 求人を断った後の対応はどうか:希望に合わない求人は、合わない理由を具体的に伝えて断りましょう。その理由が次の提案に反映されるか、同じ求人を言い換えて再び勧められるかを確認してください。担当者とのコミュニケーションの精度が表れやすい場面です。

この3項目は、エージェントへ直接登録する場合にも、後述するキャリコンのような紹介サービスを経由する場合にも使えます。記事の末尾には、面談の前後で使えるチェックリストを掲載しています。

エージェントを紹介するサービス「キャリコン」とは

ここで、この記事の主題であるキャリコン(運営:Crown Cat株式会社)について見ていきます。20代向けの転職エージェント紹介サービスです。

キャリコンの特徴は、自社では求人を紹介せず、提携する転職エージェントを紹介することです。利用規約第1条には、本サービスの目的が、転職希望者を他の人材紹介会社や提携サービスへ紹介することであると明記されています(出典:キャリコン利用規約、制定日2025年5月20日)。

つまり、キャリコンで紹介されるのは求人ではなく、転職エージェントです。この違いを理解していないと、利用後に期待とのずれが生じます。

転職エージェントの手数料が採用企業から支払われる仕組みの図

公式サイトで確認できる内容

公式サイトに記載されている内容を整理します。

  1. 対象:20代(申込フォームの年齢選択欄は20歳から30歳)
  2. 提携エージェント数:20社以上
  3. 1人あたりの紹介社数:希望や状況に応じて1〜3社程度
  4. 費用:カウンセリングからエージェント紹介まで無料
  5. 申込から連絡まで:通常24時間以内に担当者から連絡があり、カウンセリングの日程を調整
  6. 対応エリア:オンラインカウンセリングのため、全国から利用可能(公式のよくある質問より)
  7. 予約可能時間:平日夜間や週末も対応可能
  8. 紹介後:定期的なフォローアップを実施

また、公式サイトのトップには、「1,500名以上の転職支援実績」「平均満足度4.8/5.0」という数値が掲載されています。ただし、これらの数値については、集計期間・母数・算出方法がサイト上に記載されていません。そのため、この記事では公式サイトの掲載情報として紹介するにとどめ、検証済みの実績としては扱いません。

運営会社

  1. 会社名:Crown Cat株式会社
  2. 代表者:井川達也
  3. 設立:2015年7月22日
  4. 所在地:東京都渋谷区恵比寿4-11-2

設立から10年以上が経過している会社です(出典:キャリコン公式サイトのフッター)。

キャリコンが解決している課題|公式インタビュー3件から

ここで気になるのは、担当者の質にばらつきがあるにもかかわらず、キャリコンを利用しても、最終的には提携先の担当者とやり取りする点です。それでは、同じ問題が残るのではないかという疑問が生じます。

キャリコンは、担当者個人の質を保証するサービスではありません。解決しようとしているのは別の課題です。その役割は、公式サイトに掲載されている3件のインタビューから読み取れます。

以下は、広告主が自社サイトで公開している内容であり、当サイトでは独自に検証していません。ただし、匿名の短い推薦文とは異なり、紹介された社数や紹介理由まで記載されているため、利用の流れを知る材料にはなります。

事例を見る前に、1点確認しておきます。いずれも成功事例として選ばれたケースであり、利用者全体の平均年収や転職成功率を示すものではありません。ここで示されている年収は個別の結果であり、利用者が期待できる平均的な水準ではありません。

事例1:大手で「未経験では厳しい」と言われ、特化型を紹介された

アパレル販売職からWeb業界を目指した26歳の方の記録です。

当初は大手の転職エージェントに登録したものの、「未経験では厳しい」と言われ、「アパレル販売の経験を生かせる職種を探しましょう」と方向転換を勧められています。そのため、希望していた業界への転職を諦めかけていました。

キャリコンのカウンセリング後に紹介されたのは、Web業界に特化したエージェントでした。紹介先では、次の支援を受けています。

  1. 未経験でも可能性のある求人の提示
  2. アパレル販売で培った接客経験を、「顧客の課題を見つけて解決する力」として捉え直す支援
  3. 転職までのロードマップを共同で作成し、必要なスキルの習得方法から面接での伝え方まで助言
  4. 現役マーケターとの面談を設定
  5. 週1回、電話で進捗を確認

本人は、並行して3か月間、Web解析とGoogleアナリティクスを学習しています。その後、年収600万円のWebマーケターとして転職しています。

この事例で重要なのは、担当者の質が保証されたことではありません。行くべきエージェントのタイプが変わったという点です。大手総合型では評価されにくかった経歴が、業界特化型では評価の対象になっています。

事例2:営業職から未経験でコンサルタントへ転職し、年収は350万円から550万円に

中小企業で4年間、営業職を務めた28歳の方の記録です。未経験からコンサルティング業界へ転職するのは難しいと聞き、諦めかけていた段階でキャリコンを利用しています。

キャリコンのカウンセリングで経験や志望動機を伝えた後、コンサルティングファームへの転職支援実績が豊富なエージェントを紹介されています。本人によると、紹介先は未経験者の支援に強く、具体的な成功事例を多く持っていることが紹介理由でした。

紹介先では、業界構造やファームごとの特徴について説明を受けたほか、営業経験を「戦略的思考」「課題発見力」「ソリューション提案力」として捉え直す作業や、実際の企業課題を使ったケース面接の練習を繰り返しています。

年収交渉についても記録があります。前職での成果を数値で示し、コンサルティング業務でどのように生かせるかを説明する資料を紹介先と共同で作成した結果、前職の350万円から550万円という条件を得ています。

事例3:3社を紹介され、面談後に自分で1社を選んだ

事務職から未経験でITエンジニアを目指した25歳の方の記録です。キャリコンでの紹介がどのように進むのかを具体的に示す事例です。

本人は「エンジニアに転職したい」とだけ考えており、具体的な方向性までは定まっていませんでした。キャリコンのカウンセラーは、まずWeb系・インフラ系・アプリ開発といった方向性を、適性と興味に合わせて絞り込むことから始めています。

そのうえで、絞り込んだ方向性に強いエージェント3社が紹介されました。本人は3社すべてと面談し、最も相性がよいと感じた1社を選んでいます。

選ぶ際に重視したのは、未経験者の転職実績、「まずは基礎となる技術を身につけられる環境を重視し、その後のステップアップも見据えた求人を提案する」という支援方針、研修制度が充実した企業とのつながりでした。

その後、年収500万円のITエンジニアとして転職しています。紹介先とは、半年間の学習計画も立てています。

3件から分かること

3件に共通しているのは、キャリコンが最終的な判断を代行していないことです。事例3では3社と面談したうえで本人が1社を選んでいます。事例1と2でも、紹介後の求人提案や選考支援を担っているのは、紹介先のエージェントです。

キャリコンの役割は、提携する20社以上の中から候補を数社に絞り、利用者が比較・判断できる状態にすることです。担当者個人の質が保証されるわけではないため、紹介先では逆算3チェックを使って確認してください。

また、後述するケース1のように、大手での面談が15分程度で終わった場合は、自分に合わないタイプのエージェントを選んでいた可能性もあります。公式事例の3人は、業界特化型のエージェントを紹介された後、学習や選考対策を進めて転職に至っています。

申込後の連絡時に確認したいこと:カウンセリングの所要時間/録画が提携先へ共有される範囲/録画共有に同意しない場合も利用できるか/紹介先が登録済みの会社と重複した場合の対応

キャリコンの無料カウンセリングを見てみる(公式サイト)

申し込む前に知っておく2つのこと

キャリコンに提供する情報の扱いについて、利用規約とプライバシーポリシーに記載されている内容を2点取り上げます。申込前の判断材料として確認してください。

1.面談の録画情報が提携先へ共有される場合がある

利用規約第1条には、提供される情報として、履歴書、職務経歴書、面談の録画情報、メールアドレスなどが含まれる場合があると記載されています。第3条では、ユーザーの同意を得たうえで、これらの情報を提携エージェントや提携サービスへ提供する場合があると定められています。

公式サイトでは、「面談内容が共有されるため、同じ説明を繰り返す必要がない」という利点が示されています。ただし、事例1から3で、実際に録画情報が紹介先へ共有されたかどうかは、公開情報から確認できません。

規約上は、要約ではなく録画そのものが共有される可能性があります。申込時には、何に同意するのかを自分で確認してください。

2.フォームへの入力を途中でやめても、入力済みの情報が取得される場合がある

プライバシーポリシー第9条には、取引が完了しておらず、情報を入力している途中であっても、予約フォームに入力された情報を取得・利用する場合があると記載されています。

試しに途中まで入力するような使い方には向きません。申し込むと決めてからフォームを開いてください。

なお、登録後は、個人情報の削除を請求できます。プライバシーポリシー第7条に訂正・削除の請求、第8条に利用停止などの請求が定められています。

筆者の結論|キャリコンを利用する価値がある20代

ここまでの内容を踏まえると、キャリコンが向いている人と向いていない人は明確に分かれます。

利用する価値があると考えられる人

  1. 大手で希望職種の紹介が難しいと言われた人:事例1に近い状態です。大手総合型では評価されにくかった経歴が、業界特化型では評価の対象になることがあります。別の大手へ乗り換える前に、相談先のタイプを見直す段階です
  2. 業界も職種も定まっていない人:事例3では、Web系・インフラ系・アプリ開発という方向性を整理した後、それぞれに強い3社を紹介され、面談を経て自分で1社を選んでいます。求人票を闇雲に見るよりも、効率的に相談先を絞れる可能性があります
  3. 平日日中に動けない人:平日夜間や週末にも対応するオンライン面談は、在職中の20代でも利用しやすい条件です

利用する必要性が低いと考えられる人

  1. 行きたい業界と職種がすでに決まっている人:その業界に強いエージェントへ直接登録したほうが早く、間に別のサービスを挟む必要性は高くありません
  2. 面談内容が録画・共有されることに抵抗がある人:前述のとおり、面談の録画情報が提携先へ共有される場合があります
  3. とにかく求人数を多く見たい人:1〜3社のエージェントに候補を絞るサービスなので、多くの求人を比較したいという目的には合いません。大手エージェントへ直接登録するほうが適しています

利用前に確認しておきたい人

  1. 一都三県以外で働きたい人:カウンセリングは全国から受けられますが、提携エージェントが地方の求人をどの程度扱っているかは公表されていません。後述するケース1とケース3でも、地方求人の少なさが注意点として挙げられています。カウンセリングの冒頭で希望勤務地を伝え、その地域の求人を扱う提携先があるかを確認してください。そのうえで、地元密着型のエージェントと併用するのが現実的です
  2. 面談の録画共有が気になる人:録画共有への同意を断った場合にも利用できるかは、公式サイトでは確認できません。気になる場合は、日程調整の連絡を受けた際に問い合わせてください

利用前に確認しておきたいもう1点

提携先のエージェント名は事前に公開されておらず、カウンセリングを受けるまで紹介先は分かりません。すでに登録しているエージェントがある場合は、カウンセリングの冒頭で社名を伝え、重複したときに別の会社を紹介してもらえるか確認してください。

キャリコンの無料カウンセリング申込フォームの入力画面

キャリコンの無料カウンセリングを見てみる(公式サイト)

公開されている4件の利用体験

ここからは、複数の転職エージェントを利用した人の記録を紹介します。いずれも本人または取材媒体が公開した内容であり、出典と公開日を明記しています。当サイトが独自に取材したものではなく、本人の申告に基づくため、事実関係を独自に確認したものではありません。

転職エージェントとのオンライン面談を受ける20代の様子

ケース1〜3:公開されている3件の記録を比較する

まず、noteで公開されている3件を表にまとめます。

記録 使ったエージェント 面談・提案の特徴 読み取れること
ケース1
26歳
2026年3月公開
大手総合型・20代特化型・女性向けの3タイプ 大手は登録翌日に電話連絡があったものの、面談は15分程度で「かなり事務的」だった。求人20件がまとめて届き、希望と合わないものも含まれていた。20代特化型は面談が60分で、書類添削にも3回対応したが、求人数は大手より少なく、ニッチな業界や地方求人には弱い 今回の事例では、同じ「初回面談」でも、かけてもらえる時間に4倍の差があった
ケース2
20代で2回転職
2026年1月公開
マイナビエージェント、リクルートエージェント、dodaの大手3社 マイナビエージェントでは職務経歴書を細かく添削してもらえた一方、連絡頻度が高く、希望条件を絞ると紹介が止まった。リクルートエージェントからは毎日大量の求人メールが届き、希望とずれた提案も含まれていた。dodaでは、最初の担当者に希望を十分にくみ取ってもらえなかった 会社の知名度だけでは、担当者の質を判断できない
ケース3
第二新卒
2025年9月公開
10社以上 良かった点は、非公開求人への応募、面接官に関する情報提供、書類作成支援、面接前のフォロー。悪かった点は、大手ほど対応が雑だと感じたこと、地方求人が少なかったこと、紹介料金によって勧められる業界に偏りがあると感じたこと 利用する社数を増やしても、勧められる業界の偏りがなくなるとは限らない

どちらを選ぶべきか|今回の体験談から整理

上の3件を、エージェントのタイプ別に整理し直したものが次の表です。ケース1とケース3に基づく今回の事例での違いであり、すべての事業者に当てはまる一般的な比較ではありません。後述するケース4のように、大手でも40〜60分かけて聞き取りを行う例があります。

比較項目 大手総合型エージェント 20代特化型エージェント
求人数 今回の事例では多かった 大手より少なかった
初回面談の長さ 今回の事例では15分程度 今回の事例では60分
面談の印象 今回の事例では「かなり事務的」 今回の事例では、担当者が20代後半で話しやすかった
書類添削 回数の記載なし 今回の事例では3回対応
求人の届き方 20件がまとめてメールで届き、ミスマッチも混在 記載なし
弱いところ 短時間で事務的だったという体験談がある。大手ほど対応が雑だと感じたという記録もある ニッチな業界や地方求人に弱かった
向いている人 多くの求人を見たい人。行きたい業界・職種が決まっている人 初めて転職する人や、業界・職種がまだ定まっていない人

「記載なし」は、参照した記録に該当する記述がなかった項目です。推測で補わず、「記載なし」としています。

ケース3が挙げた「紹介料金による推奨業界の偏り」は、冒頭で確認した手数料構造を、利用者側から捉えた見方です。業界ごとに手数料の水準が異なれば、勧められる業界にも偏りが生じる可能性があります。10社を利用した人が同様の見方をしている点は、一つの参考になります。

出典:20代女性が転職エージェント3社使い比べて分かった後悔しない選び方(note、2026年3月24日)20代で3つの大手転職エージェントに登録した話(note、2026年1月29日)【転職】エージェントを10社利用してみた正直レビュー(note、2025年9月7日)

ケース4:エージェントを乗り換えた後、紹介される求人の内容が変わった

転職メディア「すべらない転職」が2026年5月に実施した独自取材の記録です。物流業界でカスタマーサービスと営業職を経験し、化粧品メーカーの営業・マーケティング職へ転職した方に、オンラインで聞き取った内容です。

利用したのはリクルートエージェントで、ビズリーチも併用しています。初回のオンライン面談は40〜60分で、選考が進むにつれて、1回あたり20分程度に短くなったとのことです。

この記録で参考になるのは、以前利用していた別の大手エージェントとの違いです。

  1. 以前の大手エージェント:興味のない求人が40〜50件まとめて送られてきた。希望職種を伝えたところ、「正直、この1社くらいしか難しいですね」とはっきり言われた
  2. 乗り換え後:送られてきた求人の6〜8割について、「応募を検討したい」と感じた

同じ大手総合型という区分でも、提案される求人への評価は大きく異なっています。「大手は求人を大量に送るため使いにくい」という意見もありますが、この記録から分かるのは、件数の多さよりも、中身が自分に合っているかどうかで体験が変わるという点です。

初回面談の長さと求人の適合率に直接の因果関係があるかは、この記録だけでは判断できません。担当者の力量、保有する求人の違い、希望条件の伝え方、希望業界の求人数など、ほかの要因も考えられます。ただし、経歴や希望を詳しく伝えられたことが、提案の精度に影響した可能性はあります。

年収は、約480〜500万円から約520万円へ上がっています。増加額は大きくありませんが、業界・職種の両方を変えながら年収が下がらなかった点は参考になります。

出典:体験談|元社員がリクルートエージェントの口コミ・評判を解説(すべらない転職、独自取材2026年5月)

4件の記録から分かること

4件の記録からは、次の3点が読み取れます。

  1. 大手でも、面談時間や進め方にはばらつきがある。ケース1では15分程度で事務的に終わった一方、ケース4では40〜60分かけて経歴や希望を聞き取っている
  2. 会社の知名度だけでは、担当者個人の質を判断できない
  3. 同じ大手総合型でも、担当者やサービスによって利用体験が変わることがある

この記事で最も伝えたいのは3点目です。ケース4では、利用する大手エージェントを変えた後、提案される求人への評価も変わっています。会社名だけを基準に選び直しても、必ずしも自分に合う支援を受けられるとは限りません。

そのため、「どのエージェントがおすすめか」という問いだけでは、十分に判断できません。重要なのは会社名ではなく、自分に合うタイプのエージェントか、担当者に必要な情報を十分に伝えられているかという点です。

20代の転職活動全体の組み立て方は、20代の転職で失敗・後悔しない5つの判断軸で、公的データをもとに整理しています。エージェント選びの前に、そもそも転職活動を始めるべきか判断したい人はこちらを読んでください。

3つの選び方を比較|自分で選ぶ・大手へ直接登録・紹介サービスを利用

キャリコンを利用するかどうかは、ほかの選択肢と比較すると判断しやすくなります。

比較項目 自分で調べて選ぶ 大手に直接登録 紹介サービス経由(キャリコンなど)
選定にかかる時間 時間がかかる(事業者数が多く、得意分野も異なる) 短い カウンセリング1回と、紹介先との日程調整が必要(所要時間は非公表)
確認できる求人数 自分が調べた範囲による 多い 紹介された1〜3社が扱う求人
面談・相談にかけてもらえる時間 該当なし 担当者やサービスによって異なる(15分、40〜60分の体験談あり) カウンセリングで希望を整理した後、エージェントを紹介
担当者との相性 合わない場合は、自分で別の会社を探す 合わない場合は、担当者の変更を申し出る 複数社を紹介された場合は、比較して選べる
個人情報の渡り方 登録先ごと 登録先ごと 面談内容が提携先へ引き継がれる(録画情報を含む場合がある)
費用 無料 無料 無料
向いている人 業界・職種が決まっている人 求人数を多く見たい人 エージェント選びに疲れた人・方向性が定まっていない人

この表では「自分で調べて選ぶ」方法が劣っているように見えるかもしれません。しかし、行きたい業界・職種が決まっている人にとっては、最も早い方法です。エージェント選びよりも、自分の市場価値の調べ方を確認し、自分の市場価値を把握することに時間をかけるほうが有益です。希望職種の年収相場を把握しておけば、どの方法を選んでも判断しやすくなります。

利用を決めた人へ|申込前の準備と利用の流れ

申込前に準備する3つのこと

  1. 希望条件を3つに絞って紙に書く:年収・働き方・職種について、譲れない条件を優先順位の高い順に3つ書き出します。カウンセリングで整理してもらう場合でも、事前に考えておけば、自分の希望を伝えやすくなります
  2. すでに登録済みのエージェント名を控えておく:紹介先が登録済みの会社と重複した場合に、別の会社を紹介してもらえるか確認してください。重複による時間のロスを避けられます
  3. 面談で話さないことを決めておく:面談の録画情報が提携先へ共有される場合があります。現職の企業名や個人名を含む不満をどこまで話すか、あらかじめ決めておきましょう

申込から入社までの5ステップ

  1. 申込:名前・メールアドレス・年齢を入力。履歴書と職務経歴書の提出は任意
  2. 連絡と日程調整:通常24時間以内に連絡。平日夜間や週末も選択可能
  3. カウンセリング:希望や強みを伝えます。希望職種、転職理由、これまでの経験、譲れない条件、避けたい条件の確認が不足している場合は、その場で補足してください
  4. エージェント紹介:1〜3社を紹介。なぜその会社を紹介するのか、理由を確認してください。説明に納得できない場合は、無理に紹介を受ける必要はありません
  5. 選考と入社:紹介されたエージェントを通じて求人に応募します。紹介後も、キャリコンから定期的なフォローがあります

年収について話す段階になったら、転職での年収アップの実態で相場を確認しておくと、提示された金額を判断しやすくなります。

キャリコンの無料カウンセリングを申し込む(公式サイト)

よくある質問

20代の転職エージェントは何社利用するのがよいですか

すべての人に共通する最適な社数はありません。在職中に複数社を利用する場合は、まず2〜3社程度から始めるのが管理しやすいでしょう。1社ごとに、面談の日程調整、求人の確認、書類のやり取りが発生するため、社数を増やすほど負担も大きくなります。応募数や面談頻度に応じて調整してください。

一方、1社だけに絞ることにもリスクがあります。ケース2では、大手3社のうち1社の担当者が希望を十分にくみ取れず、別の1社では希望条件を絞った後に求人紹介が止まっています。1社だけを利用していると、その会社が合わなかった場合に転職活動が止まりかねません。

なお、厚生労働省の令和6年度集計では、有料職業紹介の新規求職申込件数は55,250,115件、常用就職件数は888,993件です。ただし、資料には求職者・求人者の複数利用による重複計上があると注記されているため、申込件数を実人数として扱うことはできません。利用者のうち何割が何社に登録しているかも、この資料からは分かりません。

キャリコンのカウンセリングには何分かかりますか。何を準備すればよいですか

所要時間は公式サイトに記載されていません(2026年7月26日時点)。日程調整の連絡を受けた際に、担当者へ確認してください。在職中の人は、必要な時間を確保できるかどうかも、申込時の判断材料になります。

公式には、準備するものは特に指定されていません。ただし、この記事のチェックリストに挙げた3点、すなわち譲れない条件3つ、すでに登録済みのエージェント名、話さないと決めた内容を用意しておくと、限られた時間を有効に使えます。特に、登録済みのエージェント名を整理しておけば、紹介先との重複を避けやすくなります。

申込フォームは2ステップで、必須項目は名前・メールアドレス・年齢の3つです。実質的な負担はフォーム入力よりも、カウンセリングの時間を確保することにあります。まずは1回分の時間を取れるかどうかで判断してください。

社会人1年目や、職歴が1年未満でも利用できますか

公式のよくある質問には、初めての転職でも利用できると記載されています。申込フォームで選択できる年齢は20歳からです。

ただし、職歴の長さによって、紹介されるエージェントの種類は変わります。在籍期間が1年未満の場合は、第二新卒を対象とする求人が中心になる可能性があります。第二新卒の定義や採用対象は企業によって異なります。第二新卒として応募できる期間や、受け入れている企業については、第二新卒の転職完全ガイドで整理しています。カウンセリング前に、自分がどの採用区分に当てはまるのかを把握しておけば、紹介されたエージェントが適切か判断しやすくなります。

30歳でも利用できますか

公式サイトは20代向けのサービスとしていますが、申込フォームの年齢選択欄には20歳から30歳まで用意されており、30歳でも申し込める形式です。

ただし、提携エージェントの構成が20代向けに偏っている可能性があります。30歳前後の人は、申込前に利用対象となるか問い合わせてください。30代になると、即戦力としての経験を求められやすくなります。年代別の年収相場は、転職での年収アップの実態で確認しておくと、転職先を判断しやすくなります。

地方在住でも利用できますか。首都圏以外の求人もありますか

公式のよくある質問には、オンラインカウンセリングのため、全国どこからでも利用できると記載されています。地方からでもカウンセリングは受けられます。

ただし、紹介先のエージェントが地方の求人をどの程度扱っているかは公表されていません。この記事で引用した2件の記録でも、20代特化型エージェントの注意点として、地方求人の少なさが挙げられています。地方での転職を考えている場合は、地元密着型のエージェントを1社は自分で押さえたうえで併用するのが現実的です。カウンセリングの冒頭で希望勤務地を明確に伝え、その地域の求人を扱う提携先があるか確認してください。

紹介されたエージェントが合わない場合、どのように断ればよいですか

公式サイトには、エージェント紹介後も定期的にフォローすると記載されています。ただし、合わなかった場合に再紹介を受けられるか、何回まで可能かは記載されていません。カウンセリングの際に、「合わなかった場合は別の会社を紹介してもらえますか」と確認しておきましょう。

断る際は、「相性が悪い」と感覚的に伝えるのではなく、「希望勤務地の求人が3週間で0件だったため、他社へ切り替えます」のように、合わなかった条件と期間を具体的に伝えてください。条件のずれを明確にすれば、次の提案にも反映されやすくなります。連絡せずに様子を見続けると、合わない支援に時間を使い続ける可能性があります。

履歴書や職務経歴書の提出は必須ですか

キャリコンの申込フォームでは任意です。必須項目は名前・メールアドレス・年齢の3つで、電話番号・履歴書・職務経歴書の提出は任意です(2026年7月26日時点)。

ただし、提出する場合は、情報の扱いを確認してください。利用規約第3条とプライバシーポリシー第5条により、本人の同意を得たうえで、人材紹介会社などの提携先へ提供されます。提供される情報には、履歴書・職務経歴書に加えて、面談の録画情報が含まれる場合があると利用規約第1条に明記されています。書類を申込時に提出するか、カウンセリング後に提出するかは自分で選べます。判断できない場合は、任意項目を未入力のまま申し込むこともできます。

在職中に利用すると、現在の勤務先に知られることはありますか

公式サイトは平日夜間や週末の予約にも対応しており、在職中の利用を想定しています。

現在の勤務先への通知については、利用規約にもプライバシーポリシーにも記載がありません。プライバシーポリシー第5条に定められているのは、本人の同意を得たうえで、人材紹介会社などの提携先へ情報を提供するという範囲です。そのため、「勤務先に知られない」と当サイトが保証することはできません。

紹介されたエージェントには、現在の勤務先や資本関係のある企業へ経歴情報が共有されないよう設定できるか、応募前に確認してください。明確な説明が得られない場合は、利用を続けるかどうかの判断材料にしましょう。

申込を途中でやめた場合、入力した情報はどうなりますか

プライバシーポリシー第9条には、取引が完了しておらず、情報を入力している途中であっても、予約フォームに入力された情報を取得・利用する場合があると記載されています。フォームの1ステップ目で離脱しても、入力済みの情報が残る可能性があります。申し込むと決めてからフォームを開いてください。

登録した個人情報は、後から削除できますか

削除を請求できます。プライバシーポリシー第7条には訂正・削除の請求、第8条には利用停止などの請求が定められています。いずれも、本サービス所定の手続きに従って請求し、内容が適切と判断された場合に対応するという規定です。

請求先は、プライバシーポリシー第11条に記載された問い合わせ窓口です。ただし、すでに提携エージェントへ提供された情報については、各社にも別途削除を依頼する必要があります。転職活動を終えたら、キャリコンと紹介先の各社の両方へ連絡してください。連絡しない場合、活動終了後もスカウトなどの案内が続く可能性があります。

キャリコンは求人も紹介してくれますか

いいえ。利用規約第1条のとおり、キャリコンは、転職希望者を他の人材紹介会社や提携サービスへ紹介するサービスです。求人は、紹介先のエージェントと面談した後に提示されます。

この仕組み上、キャリコンのカウンセリングを受けた後、カウンセリング1回と紹介先エージェントの面談1回を受ける必要があります。すぐに求人を見たい場合は、大手エージェントへ直接登録したほうが早いでしょう。

無料とありますが、求職者が手数料を負担することはありませんか

求職者が直接支払う手数料はありません。手数料を負担するのは採用した企業で、令和6年度の平均は、常用就職1件あたり約103万円です(厚生労働省の集計結果より)。

ただし、企業がこの金額を採用コストとして見込んでいる以上、提示年収に間接的な影響を与える可能性は否定できません。この点は公表データで検証できないため、この記事では断定しません。内定時には、提示年収が同職種の相場から離れていないかを確認してください。相場の調べ方は、自分の市場価値の調べ方で解説しています。

紹介されるエージェントの質は、事前に分かりますか

事前には分かりません。提携先の社名が公開されていないためです。

参考になるのは、公式サイトに掲載された3件の事例です。紹介先は、Web業界特化型、コンサルティング業界に強いエージェント、エンジニア転職に強い3社で、いずれも業界・職種に特化したタイプです。大手総合型では希望を実現しにくかった人が、特化型を紹介されている点が共通しています。

ただし、担当者個人の質までは保証されません。紹介先の担当者と面談した後、チェックリストを使って確認してください。事例3のように複数社を紹介された場合は、面談したうえで比較できます。合わない場合は、その理由をキャリコンへ伝え、別の紹介先について相談してください。

エージェントを利用すれば、本当に転職できますか

転職できるかどうかは、利用するサービスだけでなく、求人市場や本人の経験・希望条件によって決まります。参考までに、令和6年度の有料職業紹介における新規求職申込件数は55,250,115件、常用就職件数は888,993件です。

ただし、この2つの数字から転職成功率を計算することはできません。厚生労働省の資料には、求職者・求人者の複数利用による重複計上があると注記されています。1人が複数社に登録すると申込件数がその分増えるため、単純に割った数値は実態を表しません。

確認できるのは、年間88万件を超える常用就職が、有料職業紹介を通じて成立していることです。「エージェント経由では転職できない」とも、「登録すれば転職できる」とも言い切れません。

20代後半で転職活動を始めるべきか迷っている場合は、20代後半の転職完全ガイド、第二新卒の枠が使えるかどうかは第二新卒の転職完全ガイドを確認してください。

大手エージェントへ直接登録する場合と比べて、どちらが早いですか

求人を見るまでの早さでは、大手エージェントへ直接登録するほうが上です。ケース1では、大手総合型への登録翌日に電話連絡があり、求人20件がまとめて届いています。

ただし、その20件が自分に合っているかは別の問題です。同じ記録では、希望と合わない求人が含まれていたこと、面談が15分程度で事務的だったことが挙げられています。求人が届く速さと提案の精度は、分けて考える必要があります。

判断の目安は次のとおりです。行きたい業界・職種が決まっている場合は、大手エージェントまたは該当分野の特化型エージェントへ直接登録するほうが早いでしょう。方向性が定まっていない場合や、すでに2社以上を利用しても合う担当者・求人に出会えていない場合は、紹介サービスを挟む選択肢があります。そもそも転職活動を始めるべきか迷っている場合は、20代の転職で失敗・後悔しない5つの判断軸を先に読んでください。

まとめ

この記事の要点を整理します。

  1. 有料職業紹介事業所は30,561事業所あり、このうち就職実績があったのは13,946事業所(45.6%)。事業者ごとに得意分野が異なるため、公開情報だけで自分に合う1社を見分けるのは簡単ではない
  2. 常用就職1件あたり約103万円という手数料構造は、エージェントの動きを理解する手がかりになる
  3. この構造を踏まえた3つの確認項目(紹介理由・必要な情報を確認されたか・断った後の対応)は、どの方法でエージェントを選んでも使える
  4. 公開されている体験談では、同じ大手総合型でも利用体験が大きく異なっている。会社名だけで選び直しても、自分に合う支援を受けられるとは限らない
  5. キャリコンが解決しようとしているのは、担当者個人の質ではなく、どのタイプのエージェントへ相談すべきか分からないという課題。公式インタビューの3人は、業界特化型のエージェントを紹介された後、学習や選考対策を進めて転職に至っている
  6. 大手で希望職種を紹介してもらえなかった人や、業界・職種が定まっていない人は、相談するエージェントのタイプを見直す価値がある。行きたい業界・職種が決まっている人は、キャリコンを経由する必要性が低い
  7. 面談の録画情報が提携先へ共有される場合があること、フォームへの入力途中でも情報が取得される場合があることは、申込前に確認しておく

エージェントを選ぶ前に、転職活動を始めるべきか判断したい場合は、20代の転職で失敗・後悔しない5つの判断軸を読んでください。自分の判断軸を整理しておけば、エージェントから受けた提案も評価しやすくなります。

持ち帰り用チェックリスト|エージェントを選ぶ判断軸

この記事で紹介した判断軸を、利用の流れに沿って並べました。キャリコンを使う場合にも、大手・特化型エージェントへ直接登録する場合にも使えます。

申込前に決めておくこと

初回面談で確認すること(逆算3チェック)

面談後に確認すること

初回面談だけで、担当者の質を判断することはできません。面談後の対応まで確認したうえで、相談を続けるか決めてください。

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出典一覧

  1. 厚生労働省「令和6年度職業紹介事業報告書の集計結果」(令和8年3月31日公表、2026年7月26日閲覧)
    https://www.mhlw.go.jp/content/11600000/001683019.pdf
  2. 厚生労働省「職業紹介事業の事業報告の集計結果について」(2026年7月26日閲覧)
    https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/haken-shoukai/shoukaishukei.html
  3. キャリコン公式サイト、利用規約(制定日2025年5月20日)およびプライバシーポリシー(2026年7月26日閲覧)
  4. キャリコン公式サイト掲載のインタビュー記事3件(2026年7月26日閲覧)。本文の事例1〜3。いずれも広告主が自社サイトで公開したもので、当サイトでは独自に検証していません
    https://careecon.online/interviews/web-marketer-success
    https://careecon.online/interviews/consultant-career
    https://careecon.online/interviews/engineer-success
  5. そうた「20代女性が転職エージェント3社使い比べて分かった後悔しない選び方」note、2026年3月24日公開
    https://note.com/sota_career/n/n0646c57e59e9
  6. ゆっこ「20代で3つの大手転職エージェントに登録した話 〜メリットとデメリット〜」note、2026年1月29日公開
    https://note.com/fair_tulip317/n/n16af2f2fe517
  7. やすたま「【転職】エージェントを10社利用してみた正直レビュー」note、2025年9月7日公開
    https://note.com/na_na_me/n/n6f0b6740ff3d
  8. すべらない転職(アクシス株式会社)「体験談|元社員がリクルートエージェントの口コミ・評判を解説」。独自取材は2026年5月、閲覧日は2026年7月26日。本文のケース4
    https://axxis.co.jp/magazine/46556